新しいセニングシザーが来ました。
#ダイヤルセニング
と言って10%〜30%まで削ぎ率を
変えることが出来る画期的なセニング!
#T320
セニングシザーは用途に応じて
10%〜80%くらいまでの削ぎ率で何種類もあります。
私の場合 10% 20% 30% 60%のセニングを
よく使います。
10%セニングでは毛量の違いでどうしても割れてしまう箇所の
毛量の多い部分を根元からすいて、毛量を整えることで髪のなじみを
よくして根元の割れを 修めたりすることに使ったりしています。
20%セニング は耳の後ろや後頭部の髪の多い箇所に使い、
もたついた感じをなくしたり、毛先の納まりをよくして
タイトにしたりするのにルカっています。
30%セニング は束感を出しやすくするために使ったり、
髪の多いメンズのショートスタイルで、多い髪に全体的に隙間を作り、
ワックス仕上げをしやすくするために使ったりしています。
60%セニング はきっちりした刈り上げではなく、
甘い感じの刈り上げに使ったり、
最近流行の刈り上げのフェードのつなぎに薄いコームと合わせて使っています。
スパイキーな削ぎを根本に入れるような場面でも使ったりしています。
セニングシザーは髪が傷むと言う人もいたりしますが、
やはり道具はピンからキリまであるので、
安いセニングしか使ったことのない美容師さんは
髪が傷むと本気で思っているみたいですね。
(個人のブランディングのためにセニングを使わないと言う人は除く)
このハサミの特徴は両櫛と言って静刃も動刃も櫛刃になっており
さらに、溝に大きなホール加工をしてあるので、抜けが抜群にいいです。
一本一本の刃にはスキ加工と言うものが施されていて、
梳くべき髪をしっかりキャッチして、髪が半分に千切れたり、
髪が刃に引っかかって、枝毛の原因になる原因を作りません。
ハサミの加工の工程でできる金属の返りやバリの処理も
面取り加工で綺麗に取ってあることも重要ですね。
こういった処理をしていないハサミは安く流通できるので
先ほど行ったピンからキリまであると言うのは、
こう言う見えにくいところに手間と暇がかかっているかどうかですね。
これを両櫛と言います
このダイヤルで、スキ率を変えます。
道具好きな男美容師なもんで、ハサミは1軍から3軍までと
予備の買い置き合わせて30本以上あります。
(30年美容師やってると普通かもしれません)
そしてこのダイヤルで削ぎ率が変わると言うギミック(仕掛け)に
中二ごころ 男心をくすぐられます。
早速分解して、中身をみましたよ!
この仕組みは特許らしく、
発売前にお見せしていいのかわからないので、
今は、画像を載せることは出来ませんが、いずれUPしょうかと思います。
この木箱に入ってました
あ〜やっぱり新しい、珍しい道具来ると、テンション上がるわ〜!
まだ日本で使ってる人は5人だけだそうです。
そのうち3人がうちにいますけどね www
このハサミのギミックに興味ある方はスタッフに
見せてもらってください。
10%〜30%のスキバサミをどんな場面で
使い分けているのかなんかも聞いてみてくださいね!
内山欽吾